鍼治療と病気
鍼治療は様々な症状や病気に適していますが、特に以下のような人におすすめです。
- 神経痛や頭痛などの神経系の疾患を持つ人
- 五十肩や腰痛などの運動器系の疾患を持つ人
- 消化器や呼吸器などの内臓系の疾患を持つ人
- 免疫力や血液循環を向上させたい人
鍼治療は体のバランスを整える効果がありますので、健康増進や予防医学としても利用できます。
鍼治療は年齢に関係なく受けることができます。鍼灸は体のバランスを整える効果がありますので、老若男女問わず利用できます。ただし、鍼治療には注意すべき点もありますので、以下のような場合は専門家に相談してください。
- 妊娠中や生理中の場合
- 出血傾向や感染症などの病気を持つ場合
- 鍼に対するアレルギーがある場合
鍼治療が合わない人というのは、一概には言えませんが、以下のような場合は鍼治療を避けた方が良いかもしれません。
- 鍼に対する恐怖感や嫌悪感が強い人
- 鍼に対するアレルギーがあるか
- 出血傾向や感染症などの病気を持つ人
- 妊娠中や生理中の場合
また、鍼治療を受けた後に、以下のような反応が出ることがありますが、これは鍼治療の効果が出ている証拠であり、好転反応と呼ばれます。
- 疲労感や眠気
- 痛みやしびれ
- 発汗や発熱
- 便秘や下痢
- 気分の変化
これらの反応は一時的なものであり、数日以内に回復します。ただし、反応が強すぎる場合や持続する場合は、専門家に相談してください。
鍼治療の頻度や内容は、疾患の状態や体調、生活リズムによってさまざまですが、一般的には以下のような目安があります。
- 鍼が初めての場合は、まず軽い刺激から始めて、数日間様子をみて、時間や刺激を調整していくことがおすすめです。
- 初回治療後、1週間おきに3回(ひと月に4回)受けてみましょう。
- 症状が緩和されてくるようであれば2週間に1回の治療を2回ほど受けます。
- 美容鍼の場合は、週に1~2回で間は3日空けることが効果的です。
鍼治療と他の治療を組み合わせることは可能ですが、注意点があります。
- 鍼治療は保険診療と保険外診療の併用が原則禁止されているので、鍼治療を受ける場合は自由診療として整理されます。
- 鍼治療と薬物療法を併用する場合は、鍼灸師に医師の処方箋や薬の情報を伝える必要があります。鍼治療は薬の効果を高めることができますが、副作用やアレルギー反応などのリスクもあります。
- 鍼治療と柔道整復師等の施術を併用する場合は、医師の同意書や診断書が必要です。また、同じ対象疾患の治療を保険医療機関で受けている間は、鍼治療を受けても保険の対象になりません。
鍼治療と他の治療を併用する場合は、必ず担当医や鍼灸師に相談してください。🙏