鍼治療と保険診療
鍼治療で保険が適用されるのは、以下の6つの症状に該当する場合です。
- リウマチ
- 神経痛
- 五十肩
- 腰痛症
- 頚腕症候群
- 頚椎捻挫後遺症
ただし、保険を適用するには、医師からの同意書か診断書が必要です。また、治療費の1〜3割を自己負担する必要があります。
- 鍼灸院に保険証を提示し、同意書用紙を請求する
- かかりつけの病院や医院に行き、同意書用紙に記入・押印してもらう
- 同意書を鍼灸院に提出する
- 鍼治療を受ける
- 領収証と療養費支給申請書を健康保険組合に提出する
- 申請後、施術費用の7〜9割の額が申請者に支払われる
このように、保険適用の鍼治療は事前に医師の同意が必要で、また後払い制度となっています。ご注意ください。
保険で鍼治療をうけるには?
保険で鍼治療を受ける場合、通う回数の制限はありません。ただし、最初に同意書をもらった医師から約6カ月ごとに同意を得ている必要があります。また、保険適用の鍼治療は、以下の症状に限られています。
- 神経痛
- 肩こり
- 腰痛
- 関節炎
- 筋肉痛
- 五十肩
- 頭痛
- しびれ
- ぜんそく
これらの症状に該当する場合は、保険適用の鍼治療を受けることができます。
保険で鍼治療を受ける場合の料金は、鍼治療の種類や保険の種類によって異なります。一般的には、以下のような料金になります。
- 鍼治療のみの場合:1520円
- 灸治療のみの場合:1520円
- 鍼灸治療の場合:3040円
これらの料金には、初診料や電気治療料が含まれています。また、訪問治療の場合は、往療料として1800円が加算されます。
保険の負担割合は、保険の種類や年齢によって異なりますが、一般的には1割〜3割です。例えば、3割負担の場合は、鍼治療のみであれば456円、鍼灸治療であれば912円を支払うことになります。
鍼灸治療を受けるには、医師からの同意書が必要です。同意書用紙には、以下の内容が記載されています。
- 患者の氏名、生年月日、性別、住所
- 保険者番号、被保険者証・被保険者手帳の記号・番号
- 鍼灸治療を受ける症状や部位
- 鍼灸治療を受ける期間
- 医師の氏名、診療科目、医療機関名、住所
- 医師の署名と押印
同意書用紙は、厚生労働省のホームページからダウンロードできます。ダウンロードした用紙に必要事項を記入し、かかりつけの病院や医院に持参してください。医師が鍼灸治療に同意した場合は、署名と押印をもらってください。同意書は鍼灸院に提出する必要があります。